とある1日(事実を基にしたフィクションってことで)

今日は学生指導係。部屋を持っていないが忙しいところはフォローしなくちゃね。

今は小児科はシーズンオフ。成人の受け入れもしていて成人が多いくらいになっている。

「成人の入院あるで~。」「おとなベッドある~?」「○○号室にあるで!」
「そしたらそれ○○号室に移してくれん?」「了解~!」

おとなベッドをもらいに○○号室へ。
ここは比較的元気な女性患者さんの部屋。高齢の方ばかり。
みなさんとても穏やかで同室者の方々仲良しである。
ふと○○さんのベッドの上を見ると1冊の本を発見。
「世界の中心で愛を叫ぶ」である…。
「えー、○○さん、これ読みようが?」(本当は患者様には敬語を使いましょう(^^; )
「そうながよ。」そこへ隣のベッドの□□さんが…
「これは良かったで~。わたしゃあ、2晩で読んでしもうた。16歳に戻った気分やったね~。」
「えー!そうやね、これって純愛やもんね!若い頃思い出したがやない?」
「そうよ!胸がドキドキしたちや。」
(□□さん…そのまま心臓止まらなくて良かったよ…(^^; )←三毛猫の心のつぶやき

楽しそうなその部屋をベッドを押しながら後にすると…

入院さんがイレウス管を挿入して入院。
(イレウスとは腸閉塞のこと。閉塞がよくなるまで鼻から腸まで管を通し消化液を排出します。)
「すいません~!!力貸してくださ~い!!」
「はい、はい~!」とその部屋へ。
ストレッチャーからベッドへ患者さんを移したその瞬間…
「おえ、おえ、おえ~!」胆汁の混じった吐物を噴水のように多量に嘔吐。
患者さんの顔を横に向けるのは無意識にしましたが、私ともう1人の看護師は瞬間凝固。
2秒後に解凍!「えーっと、とりあえず…シーツ換えるか!」「そうそう、寝巻きも!」
「しんどかったねえ。もう良くなるけんねえ。」などと声掛けしながら全てを取替え。
(結局この患者さんはこの日4回もこのような嘔吐を…。
つらかっただろうな。シーツ丸ごと交換も4回。看護婦さんもつらかったよ…。)

「あの~、看護婦さん…反省会に出席して頂きたいんですけど…」
と学生さんが後からおずおずと声を掛けてきた。
「はいはい、すぐに行きますね。」

「…今回も勉強不足で小児看護の展開の速さについて行けず…うんぬんかんぬん…」
(実習初日にあんたら、「小児科は展開が速いのでそれについて行って看護を展開したい」って
目標言ってたんじゃあないの??初めからわかっていることに何で対応できないわけ!?)
心では思うもののそうも言えないのがツライところである…。

反省会を終えると午後3時。

「自殺未遂の熱傷が下に来たらしい!」(皮膚科はウチの病棟なのです。)
「え~!そしたらウチに来る?」「いや、危ないらしいけん、ICUに入るみたい。」
「そう…」一同安堵。

「ねえねえ!また熱傷が来たらしい!首から下70%!」
「もうICUも手いっぱいながやない?こりゃ、ウチに来るね。」
「よっし、部屋準備しょう。エアマットもいるね。個室も確保せんといかん。」
「吸引と酸素もいるね。私エアマット準備する!」
「私は部屋確保する!」

結局その患者さんもICUに入ることになったとドクターから電話があったのは
準備もとっくに終わったあとでした…。
ま、まあ、いいさ。供えあれば憂いなしって言うからね。
エアマットは片付けとこう…。

あう…学生さんの記録へのコメント全然できてない~!

…そんなこんなしながら1日は過ぎていくのであった…。
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by mikeneko_sakura | 2005-09-19 04:09 | ナースのお仕事


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